第2回
農業法人 株式会社びーずファーム
専務取締役 吉田 充伸さん

1 合気道、そして農業との出会い~


今回の勇者は千葉県木更津市在住、農業と合気道の二足のわらじを履く『かずさの守り人』こと吉田充伸氏51歳である。
幼少期はものすごく病弱だったこともあり、特撮ヒーローやプロレスラーといった強い者に憧れていたという。高校の頃に体を鍛えることの魅力にとりつかれ、どうやったらもっと強くなれるのかと考えていた時に出会ったのが合気道だったそうだ。
そして学校を卒業後は、英語を活かした仕事をしたいと考え就職。様々な職場でより英語力に磨きがかかり、やがて外資系の生命保険会社に転職した。
その理由も吉田さんらしく、例えば『一家の働き手が亡くなってしまったとしても、その家族が進学の夢を諦めたりしなくて済む』、『生命保険を使って人を助ける』という社会貢献性の高い職業だと思い選んだのだそうだ。
そういった経験を経て、これから先の世の中を考えた時に、一番大切なのは『食べ物を作る仕事なのでは』という考えに至り、農業に対して興味を持ち始めたそうだ。そして同じように脱サラをして農業をやられている方と出会い、是非やってみようと決意を固めた。





『ちばエコ認証』とは

吉田さんによると、「環境に優しい農業を進めながら、安心して購入できる農産物をお届けするため、化学合成農薬と化学肥料を通常の半分以下に減らして栽培しています。そして『ちばエコ農産物』の生産者は使用した農薬の種類や、使用した時期等も含め、栽培作業をしっかり記録し、品質管理に務めると共に、あらかじめ栽培作業の計画を立てて、審査を受けてから栽培がスタートします。更に、収穫される前に基準を守って栽培されたことをもう一度確認してから出荷されます。収穫前の審査では実際に田畑に行って『ちばエコ農産物』のマークを付けて出荷して良いか、厳しい目でしっかり確認します。
また、『ちばエコ農業情報ステーション』のWEBサイトでは、ちばエコ農産物の袋や箱に印刷された認証番号から詳しい栽培情報が分かる他、ちばエコ農産物が購入可能な販売協力店などの情報もお知らせしています。」ということである。

2 農業を行う上でのポリシーと『ちばエコ認証』への取り組み~


農業法人・株式会社びーずファームの専務取締役として農業に勤しむ吉田さんが、農業を行う上で大切にしているポリシーは『自分や家族 が安心して食べられる野菜を同じように安心してお客様にも食べてもらいたい』ということだという。その考えを実現させるため、吉田さ んが積極的に取り組んでいるのが『ちばエコ認証』だ。
『ちばエコ認証』の基準に従った『減農薬栽培』を行うことで、安心して食べてもらえる野菜を作ることにチャレンジしているのだという。普通の小松菜の場合、6 回まで農薬を散布できるのに対して、吉田さんの場合、厳しい認証基準をクリアするために、散布は3 回以内と徹底している。








3 2018年から始まるもぐべじ農園


2018年から始まる『もぐべじ農園』の園長にもなっていただいた吉田さんに農園の作業で子どもたちに伝えたいことを尋ねると、「“食べ物は生き物だ”ということを伝えたい」と語ってくれた。「我々が食べている野菜も生き物。もとをたどれば小さな種や芽。それを一生懸命に育てている誰かがいて、それが成長して野菜となってお店で売られ、それをお家の方が買ってきてお料理して食べるという事を感じてもらいたい。」と吉田さんは続けて語る。
合気道家・吉田先生が教える運気が上がる3つの方法

日常で我々が簡単に行えるもので運気を上げる3つの方法があるという。1 つ目は身を綺麗にする『禊(みそぎ)』に当たる『掃除を行う』ということ。2 つ目は生命力を高める『結(むす)び』に当たる『食事を摂る』ということ。そして3 つ目は良い言葉を言って良い気を流すために言葉の力を借りる『言霊(ことだま)』に当たる『ありがとうを言う』。みんなも試してみよう!

4 子供たちへのメッセージ


「日本の歴史・伝統・文化には学ぶべき、とても素晴らしい物があると思います。それを大切にして欲しいです。そして人間はみんな一緒なのだから争いのない世界を作ってください。そのために私も頑張ります。」と力強く語ってくれた。


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